NHK受信料について
意外に理解されていないNHK受信料
詳しくはNHKにお問い合わせいただきたいですが、地上波アナログ放送、地上波デジタル放送、BSアナログ放送、BSデジタル放送をアンテナで受信している場合はもちろん、ケーブルテレビやフレッツテレビ、電波障害施設等で受信している場合の全てにおいて、NHK受信料は発生します。したがって、NHKの放送を受信することのできる受信設備を設置した場合、どの方法(アンテナ、ケーブルテレビ、フレッツテレビ、電波障害施設、共聴施設等)でも等しくNHK受信料は発生します。
放送法第三十二条(受信契約及び受信料)
(受信契約及び受信料)
協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。
2 協会は、あらかじめ総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信料を免除してはならない。
3 協会は、第一項の契約の条項については、あらかじめ総務大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも同様とする。
※協会とは日本放送協会(NHK)のことです。
デジタル放送も受信すると高額になる?
いいえ。地上波ならアナログ、デジタルに関係なく、一律です。もちろん両方見ていても同額です。
受信料契約には何種類ありますか?
2種類です。「地上契約」と「衛星契約」があります。
デジタル、アナログの違いによる契約の違いはなく、地上波しか受信することのできない場合が「地上契約」、衛星放送を受信できる場合が「衛星契約」です。「衛星契約」は「地上契約」を含んでいますので、どちらか1つの契約となります。衛星しか受信できない場合にどんな契約になるか等についてはNHKにお問い合わせ下さい。
いくらですか?
放送受信料額(消費税込)
種別 |
月額 |
2か月払額 |
6か月前払額 |
12か月前払額 |
地上契約 |
1,345円 |
2,690円 |
7,650円 |
14,910円 |
衛星契約 〈地上契約含む〉 |
2,290円 |
4,580円 |
13,090円 |
25,520円 |
難しい質問集
1.2世帯住宅に住んでいて、息子夫婦は払っている。わしも払うのか?
2.息子が下宿をした。もちろん実家では受信料を払っている。息子も払うのか?
3.自動車にテレビを付けた。もちろん実家では受信料を払っている。自動車の分も払うのか?
4.テレビを10台保有している。やばい?
5.マンションで隣接する部屋を2つ所有しているが、2契約必要なのか?
NHKのホームページに「放送受信契約は世帯ごとに結んでいただきます。「世帯」とは、「住居」と「生計」をともにする方々の集まり、または、独立して「住居」もしくは「生計」を維持する単身の方をいいます。ひとつの住居に複数台テレビがあっても、受信契約はひとつで構いません。自家用車にテレビがあっても、住居の一部とみなします。一世帯でマンションなどの複数の部屋をお持ちの場合も、同じ棟であればひとつの住居とみなします。」と記載されています。だいたい解決できそうです。
なるほど知識
1.沖縄県は受信料が違う?
2.特例はありますか?多数契約一括支払・団体一括支払・家族割引。NHKのホームページに「空港、基地の周辺でお支払いいただく場合、国などから住民のみなさまへ交付される助成金・補助金を差し引いた額となることがあります。」と記載されています。たぶんフラッター障害(テレビ電波障害の1種)が起きるからかなと思います。
3.「日本放送協会放送受信料免除基準」に該当する場合は、放送受信料の全額または半額が免除となります。 例:学校(小学校・中学校・幼稚園・特別支援学校等の教室) 等。詳細はNHKにお問い合わせ下さい。