フェラーリみたいなアンテナ
=独特のフォルムの解説の前に=
皆様ご存知のように欧州は地続きでありますから、飛行機に乗らずとも自動車や電車で国際間の移動が可能です。
国際間の人の往来・交流・貿易に関する考え方は、日本人の感覚とは全く違っていると言ってよいと思います。
共通通貨ユーロを使用している国ではさらに通貨の壁までも無い訳ですから、言語・文化の違いに気づかなければ、
「どこの国で何を買っても、ほとんど違和感が無い。」と言えるかも知れません。
ある意味、世界中で最も国家間のグローバル化が進んでいる地域なのではないでしょうか。
=アンテナの需要の比較=
日本のアンテナ需要は国内メーカーでほぼ100%のシェアを占めていると考えられますが、
ほとんど他国にアンテナを輸出しているという話しを国内メーカーから聞いたことが無いので、おそらく地産地消となっていると思います。
かなり大雑把な計算になりますが、日本国内のアンテナが必要な建物の総数を人口1億人の半分、5千万棟(かなり多めの数字だと思われます。)としても、
国内需要のMAXは5千万個ということになります。
対しまして、欧州(ユーロ通貨圏内)の人口は約7億人。人口比だけでも、日本の7倍程度の需要はあると考えて良さそうです。
=テレベス社のグローバル戦略=
テレベス社は、現在、スペイン本社のほか、ポルトガル、UAE、ポーランド、ドイツ、中国、米国、イタリア、イギリス、フランスに支社を展開しています。
つまり、欧州圏の他、北米圏やアジアにも進出してきていますので、マーケットターゲットとしては、オーバービリオン(10億超)を見据えていると考えてよいでしょう。
=独特のフォルムとカラーリングの秘密=
「アンテナなんて、どれも同じでしょ、テレビが見られればいい。」
「同じ形で同じ色のアンテナばかり、どれを買ったらいいのか、わからない。」
この2つの意見、全くその通りなのです。
少し離れただけで、どこのメーカーのアンテナなのか?が全く見分けがつかなくなるのが、今までのアンテナの「特徴!」なのです。
閉鎖された小さなマーケットであれば、「アンテナは○○へ」みたいな宣伝でも効果があるかも知れませんが、
大きなマーケットをターゲットにする場合には、「あのオレンジ色のアンテナ」とか、「あの3本のブームになっているアンテナ」などのように、
「あの」という接頭語のない商品は、競争力が無いのであります。
=あのアンテナを日本でも取り付けたい!=
TA-3は、「あのアンテナを日本でも取り付けたい!」と言っていただけるようなアンテナを目指し、
東京アンテナ工事株式会社が「東京アンテナ」という冠を付けて、スペイン・テレベス社から直接輸入して、プロモーション活動も行っています。※
※TA-3(東京アンテナ3号)は物販だけという扱いはありません。必ず弊社で講習を受けた指定代理店(インストーラー)にて材工一式でご注文下さい。
弊社では指定代理店様を随時募集しておりますが、まだまだ日本全国をカバーしきれておりませんのでお問い合わせいただいてもお断りするケースもございますので、
予めご了承くださいませ。
問い合わせが多いので、3つの特徴を東京スカイツリーファンクラブブログで公開しました。
ご興味のあるアンテナ工事屋様はスペイン製アンテナ代理店申込メールをご利用ください。
一般のお客様は「弊社とインストーラー契約を締結していただいております指定代理店様」にご連絡をお願い申し上げます。

1.トリプルブーム編:直接波と大地反射波をほどよくとらえる。東京スカイツリーファンクラブブログ
2.仰角金物編:衛星アンテナのように仰角金物が標準で付いている。東京スカイツリーファンクラブブログ
3.内蔵ブースター編:10dB程度の内蔵ブースターが標準で付いている。東京スカイツリーファンクラブブログ
問い合わせが多いので、東京スカイツリーファンクラブブログで公開しました。
ご興味のあるアンテナ工事屋様はスペイン製アンテナ代理店申込メールをご利用ください。
一般のお客様は「弊社とインストーラー契約を締結していただいております指定代理店様」にご連絡をお願い申し上げます。
開発コンセプト
Antenna designed forthose cases where the TV signal comes from several close trancemitters especially suitable for over-water trancemission.
東京アンテナ零号(TA-ZERO)は複数の近接するテレビ送信所や特に海越えのテレビ電波の受信を目的に開発されました。
フラッター障害(例)
飛行機などの移動体に反射等をした電波により、テレビ映像が乱れる障害をフラッター障害という。
デジタル地上波の場合、フリーズやブロックノイズ等のマルチパス原因の諸症状とほぼ一致する。
当然、飛行機の場合、離発着時に障害を発生させやすいので、空港のそばで発生しやすいが、飛行機が通り過ぎれば復旧する。
対策方法として、東京アンテナ零号(TA-ZERO)のように垂直方向にスタックを組むことが有効とされ、アナログ放送時代は日本国内メーカーからもフラッター対策用アンテナが多く発売されていた。
アンテナ図鑑 参照
フェージング(例)
主に海上伝搬等で潮の干満等により、海面の高さの変化に伴い、水面からの反射波が変動することによって発生する。
デジタル地上波の場合、フリーズやブロックノイズ等のマルチパス原因の諸症状とほぼ一致する。
潮の干満以外に気温の変化等によっても変動するので、発生を予測するのは難しい。
対策方法として、複数のアンテナを組み合わせて受信レベルを安定させることが有効とされ、多くの場合、スタックを組むことで対応している。
アンテナ図鑑 参照
みなとみらいデジタル局(横浜ランドマークタワー中継局)に最適?!
南西方向は、垂直偏波(北西方向は水平偏波)です。
東京アンテナ零号(TA-ZERO)を設置してみませんか?
東京アンテナ零号(TA-ZERO)は水平偏波(東京タワー、スカイツリー(予定))および垂直偏波(横浜みなとみらいデジタル局等)のどちらにも対応できます。
総務省資料より 参照
水平・垂直の両偏波に対応できます。
東京アンテナ零号(TA-ZERO)は水平偏波(東京タワー、スカイツリー(予定))および垂直偏波(横浜みなとみらいデジタル局等)
のどちらにも対応できます。
フェージング・フラッター・混信対策にも有効。
アンテナ技術として一般的にはスタックを組むと受信レベルが安定するため、フェージング対策やフラッター障害に有効と
されています。また指向性も鋭くなるため混信対策にも向いているとされています。(写真はライトアップされたスカイツリーと
東京アンテナ零号の競演 2012.7.15撮影)
平面なのにパネルではない。だから屋根上にも設置可能です。
デザインアンテナの中でも平面アンテナは壁付けが殆どなので、設置場所を選びます。ところが東京アンテナ零号(TA-ZERO)
はパネルではなく素子なので受風面積が小さくなり、屋根上にも設置できます。スペイン製のUHFアンテナは基本的に欧州の
UHFバンド(470~862MHz)に対応していますので、日本のUHFバンド(470~770MHz)を十分にカバーしています。
テレベスジャパン事業部ショールーム?
スペインから実験機が続々来日中です。弊社で試験中の機器の一部をお見せしましょう。
左:入力側に電源供給することが可能な増幅器で、且つ、分配器になっています。AC230V仕様。右:防水型アンテナ。船舶用。
左:アンテナいろいろ。左奥はTA-2。右:TA-2(東京アンテナ2号)です。ダブルブーム。
左:他にも日本に存在しない発想で製品化された混合器とか、いろいろ。右:アンテナなどの
マストブースター系のDC電源で動作するタイプは日本でも簡単に扱えるが、AC230V(スペイン国内仕様)は
トランスが無いと実験できないので、トランスとタップを買いました。
サイズを比較してみましょう。アンテナの素子の長さは八木式アンテナの場合、波長(300/周波数(MHZ)=λ(mラムダ))
によって決まるので、日本のUHFバンド(470~770MHz)も欧州のUHFバンド(470~862MHz)も同じ長さになり、必然的に
アンテナの大きさも同様になります。(零号はダイポールアンテナです。)
上記はちょっと極端な例ですが、一般的なUHFアンテナは、共同受信用では
各社共通型番のBL型番UM-20(参考:NHK型番では、NH-UM-20-1)で
サイズが1600mm前後、定価(税込)が32,000円前後であり、家庭用20素子アンテナでは
サイズが1400mm前後、定価(税込)が7,000円前後となっています。
アンテナ図鑑より 参照
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