東京アンテナ工事株式会社
撤去工事
 

無線地デジ導入工事:東京アンテナ工事(株)

無線タイプマンションテレビ共聴

ミリ波無線方式によるマンション地デジ導入工事

東京アンテナ工事(株)の初受注物件は、東京都内で初めての導入事例となりました。
アンテナ工事専門業者としては早くに修得したい新技術の工事ではありましたが、当たり前ですが、ご発注無しでは工事はできません。特に本件につきましては、弊社をご信用いただき、ご発注していただきましたマンション管理組合様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。これからも弊社は新技術の習得に熱意を持って挑戦し、高品質のアンテナ工事をお客様にご提供させていただいていく所存でございます。何卒、今後とも宜しくお願い申し上げます。

シャープ株式会社と連携
本事業について、弊社はシャープ株式会社様ならびにシャープエンジニアリング株式会社様と代理店契約を締結しております。(DXアンテナ様とも取引はございます。)
施工に際し、技術指導をいただきましたシャープ株式会社様に厚く御礼申し上げます。

日本全国でも4棟目と5棟目の導入物件
この度、弊社が施工させていただきました物件が日本全国でも4棟目と5棟目の導入物件というぐらい、まだまだ知られていない「今までになかった」施工方法ですので、多少ノウハウが必要となっています。例えば、送・受信機については製品として製造開始されておりますが、取付金具などについてはまだまだ開発の余地があります。弊社の今回の現場ではほとんどの機材が現場合わせの専用部品となりましたので、弊社で図面を引き、下町の工場で製造させました。各現場で必要となる機材のほぼ全パターンが揃えば、おそらく設計に係る時間も短縮されますので短納期で品質も高く廉価な機材として提供が可能になると考えています。また、弊社で提案した部品が標準パーツになるなどの動きも出ております。


左:上層階の施工後です。配線はありません。右:送信機を調整する弊社の渡辺工事部長です。

棟内配線が老朽化し、衛星放送が伝送できないマンション管理組合様
ミリ波無線共聴ならば、地デジ・BSデジ・CS110度デジの3波を無線で伝送できます。
関連情報:→築30年集合住宅の地デジ導入ガイド

外壁露出配線方式以外ではできなかったマンション管理組合様
ミリ波無線共聴ならば、外部足場不要で短期間工事を可能にします。(工事中も洗濯物が干せます。)また、建物外壁にケーブルを配線しないので建物の美観を守ります。
関連情報:→築30年集合住宅の地デジ導入ガイド

ベランダ面が南西面に向いていないため、衛星放送が受信できないマンション管理組合様
ご存知の通り、BSデジタル放送とCSデジタル放送(スカパー!e2)は南西方向の上空から電波を送っていますので、ベランダ面が南西面に向いていないお部屋や低層階で他の建物などに上空が遮られているお部屋の場合、衛星放送が受信できません。共同アンテナでは地デジは伝送するが、衛星放送は各戸で個別対応という場合、そのお部屋ではどうやっても受信できないということになります。
しかし、ミリ波無線共聴ならば、スポット的に面やご希望家屋のみでも対応することができますので、共用部は管理組合で施工、占有部は各戸負担などという形で解決できるかも知れません。


左:受信点及びチャンネルプロセッサー他(FRP内)。右:受信機はもちろん上を向いています。

ミリ波無線方式によるマンション地デジ導入工事とは?!

シャープ株式会社が開発した業界初のマンション向け無線テレビ共聴設備です。
ミリ波無線伝送システムとは、ミリ波モジュールを利用した地上デジタル放送伝送システムのことで、地上デジタル放送はもちろんのことBSデジタル放送とCSデジタル放送も伝送することができる「無線方式のテレビ共聴システム」です。
このシステムを採用することにより、従来ですと棟内の同軸ケーブルの老朽化・劣化などにより外壁露出配線方式以外ではデジタル放送に対応できなかったマンションでも、外壁に同軸ケーブルを配線することなく施工できるようになりました。また外壁露出配線をしないので、工事用の足場が不要の上、工期も短縮できるようになりました。

主な特徴
特徴1:外観の美観を維持
特徴2:足場不要
特徴3:工期の短縮
特徴4:地デジ・BSデジ・CSデジの3波デジタル放送に対応
特徴5:特定小電力規格に準拠し無線免許が不要

具体的な施工方法
1.マンション屋上で地デジ・BSデジ・CSデジのアンテナ設置工事を行う。
2.屋上のベランダ側に送信ユニットを取り付ける。
3.各部屋のベランダに受信ユニットを取り付ける。
4.受信ユニットから同軸ケーブルでエアコン穴等を利用して室内に引き入れ、デジタルテレビに接続する。
5.デジタル放送を見る。

有線部分と無線部分
1−2.屋上のアンテナや混合器、増幅器などから送信ユニットまでは通常のアンテナ工事と同様に同軸ケーブルで施工します。(有線部分)
2−3.送信ユニットと受信ユニット間は、無線で伝送されます。(無線部分)
3−4.受信ユニットから室内のテレビまでは通常のアンテナ工事と同様に同軸ケーブルで施工します。(有線部分)

使用する周波数
1−2.屋上のアンテナや混合器、増幅器などから送信ユニットまでは通常のアンテナ工事と同様に、地デジは470〜770MHz、BSデジ・CSデジは1000〜2100MHzです。
2−3.送信ユニットと受信ユニット間は、ミリ波です。ミリ波は広い帯域を使用することができるため、無圧縮で大容量データを無線通信することが可能です。
3−4.受信ユニットから室内のテレビまでは通常のアンテナ工事と同様に、地デジは470〜770MHz、BSデジ・CSデジは1000〜2100MHzです。

つまり、デジタル信号自体には変更を加えずに帯域だけをシフトして無線で伝送し、再び元に戻しているだけなので、設備が無線であること以外には、通常のアンテナ設備と全く変わらない受信環境が構築できます。

目の付けどころが、シャープでしょ。
ミリ波を使用したデジタル放送の無線システムは業界初です。
ちなみにスローガンは2010年1月から「目指してる、未来がちがう。」に変更になっています。